クレジットカードの還元率を徹底比較 (2023年10月ver.)

クレジットカードの実質還元率を徹底比較!!

2023年9月~エポスカードの選べるポイントアップショップからmixiとSuicaが除外されました。そして、2024年~ジャックスカードプラチナの還元率が1.5%から1.0%に下がり、さらにラブリィ☆アップステージプラスの廃止も発表されました。

なお、ここでは特定加盟店での特典(三井住友カードのVポイントアッププログラム)や特定の支払い方法での特典(セゾンパールアメックスのQUICPayなど)は考慮していません。

 

【これが結論!】

 

一目瞭然のグラフを作りました!

年会費等を考慮し、年間利用額と実質還元率をグラフ化しました。詳細は下記を参照してください。

三井住友カードプラチナプリファード【年間200万円以上利用する方】

年会費33,000円。Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)も同様の特典です。三井住友カードが誇るポイント特化型カードで、三井住友系では珍しい基本還元率1%です。さらに年間利用額に応じてボーナスポイントが付与され、最大還元率は2.0%です。

年会費は33,000円と高額ですが、SBI証券でのカード投資が5.0%還元という強力な特典により、毎月5万円×12か月の投資で年間30,000Pを回収できます。つまり年会費をほぼペイすることが可能です。

カード投資を前提とした場合、年間200万円~500万円を利用する方にオススメです。特に、Vポイントアッププログラム (ローソン、セブンイレブン、ファミレス、マクドナルド等が最大18%還元)の特典を利用する方にはお得です。

また、2023年10月2日よりVポイント→ Tポイントの等価交換がはじまります。Tポイントはあらゆるポイントに交換可能な上位ポイントなので、Vポイントの価値が一気に高まることになります。

 

三井住友カードゴールドNL【100万円修行は必須!投資やコンビニ、マック専用】

年会費5,500円。基本還元率0.5%です。Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)も同様です。年間100万円利用で年会費永年無料になりますので、グラフでも年会費無料として実質還元率を表示しています。年間100万円利用時にボーナスポイント10,000Pが進呈され、還元率は最大1.5%となります。SBI証券でのカード投資(1.0%還元)やVポイントアッププログラム (ローソン、セブンイレブン、ファミレス、マクドナルド等が最大18%還元)の特典を利用する方にオススメです。

 

TカードPrime【日曜集中1.5%還元!プリカに慣れている方は必携】

年会費1,375円ですが、1回でも利用歴があれば翌年度無料です。基本還元率は1%ですが、日曜日だけ1.5%に上がります。日曜日にMIXI MやIDARE、WAON(Apple Pay)などのプリペイドカードにチャージしてしまえば、曜日の縛りなく還元率を1.5%にできます。au PAY、nanacoなど還元対象外のプリペイドもあるので要確認です。還元率1.5%はかなり高水準ですし、価値の高いTポイントが貯まる点も魅力です。プリペイドカードを駆使できる方には必携のカードです。

 

P-one Wiz【常時1.3%還元!キャッシュバック派の方に】

年会費永年無料。請求金額から1%OFF、さらに1,000円毎にポケットポイント1P還元です。ポケットポイントはdポイントや現金への交換で3倍の価値(1P=3円相当)です。よって実質1.3%程度の還元率になります。

注意点は1つ。リボ専用カードですので、リボ払いにならないように設定が必要です。カード発行後に「ずっと全額コース」への変更手続きを必ず行ってください。

 

JQ CARD エポスゴールド【公共料金や保険料で1.5%還元は強い!】

年会費5,000円ですが、①初年度無料、②1回でも利用歴があれば翌年度無料、③年間50万円利用で永年無料という手厚い特典により、年会費無料で保有可能です。基本還元率は0.5%ですが、選べるポイントアップショップで設定した加盟店では、基本還元率が3倍の1.5%になります。さらに年間100万円利用でボーナスポイント 10,000Pが進呈されるため、最大還元率は2.5%になります。

2023年8月までは、選べるポイントアップショップでmixiを選択し、MIXI Mへ100万円チャージすることが最適解(最大2.5%還元)でしたが、9月以降は選べるポイントアップショップからmixiが除外され、この方法は不可能になりました。

今後は、選べるポイントアップショップで公共料金や生命保険料を選択し、1.5%還元にするのが良いと思います。

 

エポスプラチナカード【選べるポイントアップ改悪で厳しい】

年会費は基本30,000円ですが、インビテーションや年間100万円利用で年会費は20,000円になります。多くの方は年会費20,000円で維持していると思いますので、グラフでもそれを元に実質還元率を表示しています。年間300万円利用時に還元率はピークとなり、それ以上では漸減します。上述の通り、選べるポイントアップショップからmixiが外されたことで、最高還元率を狙いにくくなりました。

 

リクルートカード【分かりやすい1.2%還元!迷ったらこの一枚】

年会費永年無料。基本還元率1.2%。プリペイドカードや電子マネーへのチャージには制約がありますが、いつどこでも1.2%還元は非常に使いやすいです。私は困った時の救世主として必ず持ち歩いてます。リクルートポイントはホットペッパーで利用できたり、dポイントやPontaポイントに交換できたりと、ポイントの使い勝手も良好です。

 

ジャックスカードプラチナ【2024年大改悪でかなり厳しい】

年会費22,000円。2024年~還元率は1.5%から1.0%に下がります。さらに、利用額に応じてボーナスポイントが付与されるラブリィ☆アップステージプラスも廃止です。前年度の利用額によって還元率が決まるラブリィ☆アップステージという制度があり、年間300万円以上の利用で最高還元率1.5%になます。年会費が重く、高還元が得られなくなりました。

おわり!